図書館の複本問題は出版社、著者を中心として公立図書館=無償の貸本屋として批判を行っていますが、具体的な影響について論証された例はあまり見た事がありません。
仮説と検証、そして数字を踏まえた論証を行わない限り、曖昧な感情論、自己都合に基づいた対立のループにしかなり得ません。この点について複本がどの程度購入されているのか、またそれに対してどの程度売れているのか、先行の調査例を参考に検討を行ってみました。
改版履歴:
1.8版(2015/10/19):追記4「火花」複本冊数表に「村上海賊の娘(上)」を追加。
1.7版(2015/10/19):追記4「火花」について全国図書館複本冊数の推計について記事を掲載。
1.6版(2015/3/12):
「公立図書館の複本冊数サンプリング表Ver.1.6」を掲載。
「公立図書館の複本冊数サンプリング表(文庫)」更新版を掲載。
1.5版(2015/2/17):末尾に関連リンク集を追加。
1.4版(2015/2/14):文庫の複本冊数サンプリング表を掲載。
1.3版(2015/2/12):「公立図書館の複本冊数サンプリング表Ver.1.5」を掲載。
1.2版(2015/1/27):「無償貸本屋批判について」を追記2として追加。