[番外編] 武雄市街まちあるき

2015年シルバーウィークに佐賀県方面に旅行に行った際に武雄市に立ち寄りぶらりと歩いてみた。

武雄温泉楼門へ

今回は初のJRでの訪問。佐賀駅から一度乗り継いでJR武雄温泉駅へ。昼頃到着。朝起きられず乗り間違いもあって考えていた予定より大幅に遅い。

駅のコインロッカー(大型荷物が入るロッカーもあって便利)に荷物を預け、まずは武雄温泉楼門へ。

基本、歩いている人は見かけないのは地方の町の現状で珍しくはない。歩いている人見れば観光客の可能性が高そう。ただ、それにしてもシルバーウィークなのにその人出が少ない。温泉街の通りを歩いても人は見かけず。武雄温泉楼門に近づくと車の往来が増えてくる。駐車場は混んでいて基本観光も車なのかなと見ていて感じる。

驚愕したのは楼門のすぐそばにマンションが建っている事。楼門の写真はいろいろとみていますが、撮る際はマンションが入らないようにフレーミングしているだろうなと思ったし、実際に私もそうしました。条例で規制したらいいと思うのですが、建ってしまえば、もう手遅れですね。建てた方には建てた都合はあるとは思いますが残念。

楼門

このように離れて撮るとマンションが入り込んでくる。

武雄温泉楼門、朝9時〜10時の間で中を見学できるようになっているそうで地団駄。東京駅の設計でも知られる辰野金吾氏がこの楼門も手がけていますが楼門内に四干支の細工が施されていて、こちらを見られるとの事。知っていれば頑張って起きて、唐津線に乗り間違い（JR駅に着くと気動車がすぐ来たので飛び乗ったら次の駅は唐津線小城駅という展開）もしなかった、かもしれない。(苦笑)

2016年3月31日まで期間限定の公開。（火曜日以外の毎日開催。申し込み不要。有料）
もう一度訪問する機会作れるといいのですが。

武雄温泉元湯に入湯。こちらを紹介される際はよく写真で載っているもの。木造の建物で最近の日帰り温泉とは構造がまるで異なる。楼門といい素晴らしい温泉だと思います。

図書館書籍返却用ポスト「武雄市図書館」と「エポカル武雄」

温泉を出るとまた道をぶらぶらと歩きながら武雄市役所方面へ。途中、観光案内所を見かける。「武雄市図書館」の図書返却ポストが設けられていて、名称からここ2年半に設置された可能性高そうだなと思いつつ通過。武雄温泉駅にも返却ポストがありますが、こちらは「エポカル武雄」という指定管理者導入前の愛称が書かれていて設置時期推定の材料になります。

JR武雄温泉駅で見かけた「エポカル武雄」図書返却ポスト

武雄温泉の道を下ってくるとある観光案内所。「武雄市図書館」図書返却ポストがある。

温泉街と風俗店、駅前鉄塔

この通り、途中に風俗店の派手な看板があって興醒め。前市長の樋渡氏は2008年に出した『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』という本で武雄温泉駅の駅前にあったという「武雄温泉」鉄塔が観光協会管理のものだったので撤去させたという話を書かれていますが、まだまだ観光面でやるべき事は多々あったのでは？と思う。

(探せばあるもので件の鉄塔写真を載せたサイトを見つけましたが、確かにこれは……というもので樋渡氏はまだこの頃は良い事もされていたのだなと分かる)

ここにも楼門

郵便局の前を通ると何故か郵便ポストの上に武雄温泉楼門模型があったりするのを横目に国道34号線方面へ路地を抜けていく。国道方面にはマンションがちらほら。それらを目印に武雄市図書館方面へと足を進める。静かな路地を抜けると車の交通量が目に見えて増える。スーパーマーケットは車の出入り多い。

武雄郵便局ポスト

国道から武雄市図書館へ入る交差点の交通標識が気になったので行ってみるとシール処理で「武雄市図書館」と貼ってある事を確認。剥がすと「武雄市図書館・歴史資料館」の文字が出てくると思います。

歩行者向け案内板。「武雄市図書館・歴史資料館」という正式名称で書かれている。
このため、2013年4月以前設置だろうと推定。 

国道34号線で見かけた車両用案内標識。
よく見ると「武雄市図書館」の部分がシールで貼られているのが分かる。

川岸で花の写真撮ったりしながら武雄市図書館に到着でありました。

武雄市図書館・歴史資料館に向かう道すがら川岸で見かけた秋の花

参考図書）『「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論』
ベネッセから2008年に出た書籍です。地方創生のはしりのような試みをアピールのために書かれた奇書ですが、この後、著者によって書かれた本に比べればきわめて穏当。ただ、後に企業とタイアップにつながるような話も皆無でそこからはいろいろと想像してしまうものがあります。