2014年6月に久しぶりに福島県只見町の「たもかく本の街」に立ち寄ったのでご紹介。
福島県只見町は新潟県境に近い田野倉ダムの下流側にある人口4,573人の町です。
古本屋好きな方がよく紹介されていますが地元スーパーの隣に古本屋群がある事で知られてます。在庫は178万冊に達すると事。(2014年5月24日公式サイト記載値)
こちらの古書店の本棚、よく整理されていて分かりやすい。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」の文庫版も何冊か積まれていますが、ちゃんと一カ所にまとまっている。
また文庫は文庫、単行本は単行本という風に規則性がある配架がされていて、興味のある作家、ジャンルを絞って見ていく事が可能です。
読者が本を探すという事は、書店員にとってはどのように本を見せるかという事でもあります。またそれは在庫管理でもあるので自身でもすぐ確認できる事は必須。
であれば、配架は規則性を持たせ、背表紙は見やすいように同じ判型の本を揃えて並べるという風になっていきます。
このあたりは図書館でも書店でも古書店でも変わりないですね。良い本棚は見やすいものですし、見にくい本棚は何か問題を抱えてます。
只見町は夏場なら関越道小出ICを降りて、国道252号線で六十里峠トンネルを越えるか、磐越道会津坂下ICを降りて国道252号線を西進というルートとなります。山奥深い所ですが国道252号線六十里峠区間の冬期閉鎖が解けてからしばらくは雪と新緑の風景が楽しめます。田野倉ダムと高山の山並みもきれいな所です。ドライブで近くを行かれる際は立ち寄ってみると面白い本を見つけられるかもしれません。