2014年7月12日土曜日

ブックスモア鷹巣店(秋田県北秋田市)

秋田方面を旅した際に北秋田市のブックスモア鷹巣店に行って見た。(訪問は6月)
ブックスモアは青森県と秋田県に展開する書店チェーンでトヨタのカーディーラーとジュンク堂が協力しています。非常に興味深い取り組みです。


1. 所在地
北秋田市鷹巣は秋田内陸縦貫鉄道の終点鷹巣駅とJR奥羽本線鷹ノ巣駅があり、秋田と青森を繋ぐ国道7号線と秋田県を南北に走る国道105号線が交差する秋田県北部の要衝です。
北秋田市は人口35,000人と決して大きい町ではありません。書店経営するには厳しい人口ですが、店舗面積1,638平方メートル(秋田トヨタ店舗含む)※のロードサイド型書店を出店するというのは大変興味深い取り組みです。
経済産業省大規模小売店鋪設置法届出資料による。

2.店内レイアウトと品揃え
店内は見た所2/3程度は書店スペースに当てられています。(残り1/3はカーディーラーの営業スペース)
検索端末はジュンク堂の名前が入っていたので同社システムを使用されているようです。
ジュンク堂との違いは雑誌売り場が比較的充実している点でしょうか。これは他に雑誌販売を注力している所がないからじゃないかと想像。

本棚、スペースの多くをとって置かれていて、その内容を見ていると例えばハヤカワのSF翻訳小説もしっかり入っていて充実。(書店の本のラインアップ、翻訳小説は削られやすいのでどのような本棚作りをされているのかのバロメーターになる)

3.営業体制
営業時間は10時〜22時。仕事が終わってからの立ち寄り客も想定もされています。

なお日経新聞記事によると丸善CHIが書店運営に協力するケースは店舗面積1,000平方メートル、年間仕入高5億円という条件になっているとの事。4,200万円/月=12万円/時=2,000円/分以上の売上が必要です。(仕入額なので売上高だと2割程度高くなる)
この目標設定は書籍売上が伸びないと達成が厳しい数字です。(雑誌売上が減少で推移している現在、この考え方は正しい)

4.まとめ
ブックスモアはこの他に潟上市、湯沢市にも1000平方メートル級の店舗を出されています。新刊書店がない自治体が増えている今日、留萌市での三省堂書店と地元の取り組みと共に注目しています。成功すれば他の地域でも同様の取り組みは増えるのではないでしょうか。





右端部分が秋田トヨタ鷹巣店になっている。


ブックスモア書店入り口
文房具売り場も併設していますが本の量が多いあたりは
協力しているジュンク堂書店の影響を感じる。