2014年10月27日月曜日

2014年9月30日−移転前最終開館日の斜里町立図書館

たまたまネットで斜里町立図書館の事を知り、見てみたいなと北海道旅行時に予定を組んでいた所、現在の場所での最終開館日2014年9月30日と分かったので旅程を組み替えて30日に訪ねてみた。
最終日だから慌ただしい雰囲気かと思いましたが、夜に最終開館記念イベントが予定されていたようで、私が立ち寄った時間帯はまったく普段通りのように見えた。

1929年に役場建物として竣工。68年まで使われてきて70年11月に図書館となった事は町のサイトに掲載されています。築80年以上経過との事で観光客から見たら「いい感じ」に見えても、利用者にとっては老朽化施設で手狭といった話を書かれていたものを読みましたが、その通りだと思います。(中学校の隣接地に移転

館内は1Fが主図書室で2Fは学習コーナーと郷土資料等の本棚が設置されています。
1Fには本棚に囲まれるような形で巨大な金庫が置かれたままになってましたが、おそらく役場時代のもので搬出するには重すぎるのでそのままになっていたかと想像。

この旧館では開架7万冊+閉架3万冊規模だったそうですが、施設は古くとも本棚の内容はきちんと管理が行き届いているのが分かる。

図書館は規模が大きい事が魅力という所もあるのは事実ですが、一方でどのような本を並べて、入れ替えていくか(新刊でなくとも閉架とのローテーションは出来ますし)という所で読書提案をされているところもあります。斜里町立図書館は後者に属しているように思えます。

2015年3月には新図書館が開館するとの事ですが、今の図書館がパワーアップした形につながれば良いなと思います。

表側の道路より。写っていないが右側は北海道警斜里署





多くはないが駐車スペースも提供されていた