仙台の近くを通った際に予定を変更して、蔦屋書店仙台泉店に立ち寄ってみた。(2014年7月)
元々、仮称「SBI仙台泉インターシティ」として構想されていた建物が蔦屋書店仙台泉店として2013年3月に開店。運営はトップカルチャーで初の宮城県出店となっている。
経済産業省の「平成20年度 大規模小売店舗立地法 法第5条第1項(新設)届出の概要【2014年1月末】」によると店舗面積8,650m2。
1Fに書店、お酒、ペットグッズ、タリーズコーヒーを配置。2Fはレンタル、文具など。3Fもあるがシャッターが下ろされており使われてなかった。書店エリアの面積はおそらく店舗面積の1/3以下(タリーズコーヒーや酒類販売コーナーもある為)と思われる。
駐車場は専用の立体駐車場が完備。駐車場2階が書店1階にダイレクトにつながっており、雨や雪に関係なく来店頂けるように配慮されている。
2.書店エリア
書店エリアのレイアウトは普通。照明も普通に蛍光灯直接照明。口型本棚配置や飾り棚もなく拍子抜け。
但し、日本史の棚は2島に対して世界史は精神世界の棚と分け合う形で1島で本棚分類表記は「精神世界」で驚愕。
壁側にも若干ありますが、非常に弱く本棚島の名称も「精神世界」となっておりぱっと見世界史の資料が含まれる事が分からず中々見つからなかった。歴史書=日本史という傾向は出版される本がそういう傾向にあるという事だとは思います。
3. 検索システムと書店員対応
検索機はiPadではなくタッチパネルとディスプレイを組み合わせた専用機が設置されていた。データは蔦屋書店で共用していて、iPad版でも専用機でも差はない。
中央公論新社から今年2014年5月に出た「第一次世界大戦の終焉 ルーデンドルフ攻勢栄光と破綻1918年春」が検索機でも出てこないので書店員の方に聞いてみた。
レジにある端末を叩いた後、探してきますと飛び出し2分50秒で現物到着は優秀。
世界史関連棚になかったので検索機を叩き、タイトルすらヒットしないので聞いた訳ですが、現物は日本史の棚に刺さっていたとの事。本書の先に出たマルヌ会戦の本は世界史の棚にあったので整理ミスかつデータ登録のダブルパンチで客ではわからないパターン。聞いてみて良かった。
※「だいいちじせかいたいせん」では2冊程度がヒット。そんな訳がないだろうと思っていたのですが、どうやら「だい1じせかいたいせん」の登録の方が普通らしく、こちらでやりなおすときちんと数十冊ヒットしました。
※「だいいちじせかいたいせん」では2冊程度がヒット。そんな訳がないだろうと思っていたのですが、どうやら「だい1じせかいたいせん」の登録の方が普通らしく、こちらでやりなおすときちんと数十冊ヒットしました。
4. 本を持ち込めるコーヒーショップと利用者マナー
タリーズコーヒー、本持ち込み2冊まで。但し一部専門書や洋書は持ち込み禁止になっているのが代官山や東松山と異なります。持ち込んで読む事が禁止されている本の類別リストがあるのは何かトラブルがあっての結果なのでしょうか。
カウンター席にはコンセントがあるのでPCを使いたい向きには喜ばれそう。
5. 「国内最大級の複合書店」
表の看板には「国内最大級の複合書店」と出てましたが、ジュンク堂の2000坪級と比べると書店エリアが小さく的確な表現。(3000坪近い店舗面積がありますが、3階は行った時は閉鎖されていて使われているように見えず。また書店機能は1Fに限られており、更にコーヒーショップ、酒販売コーナーもある関係で書店店舗面積は1000坪を下回る面積にとどまる)
また本のラインアップが偏っているのでは?という疑問は感じました。日本史の棚が多くなるのはある程度止むを得ないと思うのですが(出版傾向がそうだという可能性は否定出来ないですから)、程度はあるかなと。
ただ、それ以外は普通じゃないかなと。これは代官山のような凝ったインテリア、レイアウトを採用せず、在庫数も多かったので本が探しやすかったとは思います。(この点で許せる範囲にあるのはこの仙台泉店と東松山店のみ)
追記:2016年GW中の再訪問
1Fを見て回りましたが配置が大幅変更されていて、当初配置に合わせてデザインされていた床材を無視して書架が置かれていた。ライトノベル書架は側面に「洋書」表記が残されていたりと混乱が目に付く。歴史関係の本は正面エントランスから見て左手にありましたが、逆の右側に変更されてコ型配置など組み合わせて押し込んだ印象。見通しが悪くなった面がある。
化粧品コーナーがエスカレーター横に設けられているなど雑貨関係の注力が目に付いた。
タリーズコーヒーも席が増設されていた。学習など作業での長時間の席利用について土日の日中は禁止する張り紙もあった。(電源付座席がある事も影響していると思う)
前回訪問から比べると書店機能は悪化している。本の売れ行きが悪い事への対応のように見えましたが、だとすれば残念です。
また本のラインアップが偏っているのでは?という疑問は感じました。日本史の棚が多くなるのはある程度止むを得ないと思うのですが(出版傾向がそうだという可能性は否定出来ないですから)、程度はあるかなと。
ただ、それ以外は普通じゃないかなと。これは代官山のような凝ったインテリア、レイアウトを採用せず、在庫数も多かったので本が探しやすかったとは思います。(この点で許せる範囲にあるのはこの仙台泉店と東松山店のみ)
余談:「アナと雪の女王」発売日でアナウンスがうるさかったのは残念。(今なら即渡し出来るからと連呼)
追記:2016年GW中の再訪問
1Fを見て回りましたが配置が大幅変更されていて、当初配置に合わせてデザインされていた床材を無視して書架が置かれていた。ライトノベル書架は側面に「洋書」表記が残されていたりと混乱が目に付く。歴史関係の本は正面エントランスから見て左手にありましたが、逆の右側に変更されてコ型配置など組み合わせて押し込んだ印象。見通しが悪くなった面がある。
化粧品コーナーがエスカレーター横に設けられているなど雑貨関係の注力が目に付いた。
タリーズコーヒーも席が増設されていた。学習など作業での長時間の席利用について土日の日中は禁止する張り紙もあった。(電源付座席がある事も影響していると思う)
前回訪問から比べると書店機能は悪化している。本の売れ行きが悪い事への対応のように見えましたが、だとすれば残念です。