2017年5月2日火曜日

梅田 蔦屋書店の歴史コーナーにおける分類見直し

 CCCのライフスタイル分類(武雄市図書館ではジャンル別分類と呼称)についてどのような運用で決められているか気になっていたので、梅田 蔦屋書店の歴史ジャンルの仕切ボックス、仕切板について2015年10月、2016年4月、2017年5月の3回調査(他に2016年12月にも訪問。歴史棚の場所が変更された事を確認している)したのでまとめてみた。

2017年5月1日調査
 2016年12月訪問時点で外周側に移転していた。2016年4月調査結果と比較して貰えば分かりますが、日本史の仕切り区分が大幅になくなりました。

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2016年4月・2015年10月調査結果

 2015年10月時点の分類は5月開店時から変わっていなかったが、2016年4月に立ち寄ってみた際にはエスカレーター前に「キッズコーナーの拡充、デザイン、建築、写真コーナーの移転、カフェスペースの拡充をうたったパネルが設置されており、歴史棚も大幅に変更が行われていた。
 2015年10月調査した際は棚番1004〜1005の仕切ボックス、仕切板のみ記録しており、棚番1001〜1003、1006〜1011については記録していないので、この部分はブランクとしている。
※2016年4月の棚番1011の「地政学」がダブっているがメモを作成した際のミスです。多分「地誌学」など「地」で始まる別の単語だと思います。

 見ていただくと分かるように2015年10月時点の分類は日本、世界両方混合で時代別に見えてそうでもない混乱した分類となっていたが、2016年4月調査時の新分類では日本史、世界史が分けた上で世界史は国別に変更されている事が分かる。
……正直、今の分類が普通だとは思いますが。(ちなみに函館 蔦屋書店は時代別国混合方式となっていて、2015年10月時点の分類はその影響の可能性はある)

 あと一つ言えるのはライフスタイル分類とは書店毎、下手すると担当書店員毎に作っているものであって、会社、フランチャイズチェーンとしての規格は仕切ボックス、仕切板とその情報管理手法でしかないのではないか。もともとCCC直営蔦屋書店では各店舗ごとに分類の構成が全く違うとは感じていましたが、同一店ですらこれほど大きく変化するという事から考えてセールス・パースンの個人能力、スキルの領域で決まっている事だと考えて良いと思う。