2014年11月10日月曜日

新潮社の倉庫を転用した小売/イベントスペース「la kagu」

2014年10月25日(土)夕方に新潮社の倉庫を転用した小売/イベントスペース「ラカグ」に行ってみました。


東京在住の頃、仕事以外で都内に出るような事はなかったので大変新鮮。神楽坂の新潮社の方へ向かう道筋に旺文社があったりと出版の中心地=東京だよなあと思いながら歩く。
新潮社、こんなに敷地大きいのか(そして竣工からかなり経過しているなとも)と思いながら通り過ぎて地下鉄神楽坂駅近くの「ラカグ」に到着。
古い倉庫転用との話でしたが、思ったより小さい。ウッドデッキ風の階段を上がって入ってもやはり狭い。1Fは小売りスペースと喫茶スペース。2Fにも小売りスペースと書籍展示販売コーナー&イベントスペースが設けられています。
書籍展示は著名人の選んだ10冊の本をローテーションで入れ替えて行くという書店特設コーナー的なもの。選んだ方がどのような意図で選んだかコメント載せていて、古市氏が「ゆらぎを探す」としてSF関係の本を選んでいたのは少し興味深かった。

イベントスペースの壁際では絶賛販売中の新潮社文庫3000冊が段ボールを重ねて作られた本棚に入れて並べられていたんですが、同じ作家の本が点在していたのはちょっと残念。おそらく売れて抜けた分の追加を入れて行くので並べ直すような事はやってられないのでしょうけど。。。
吉村昭さんの本を集めている所だったので、4冊ほど引き抜いて買い求めましたが、まさか、レジでいちいち消費税8%計算して手で金額をレジに入れるとは思わなかった。
販売対応は新潮社ではなくこの施設の運営に当たっているサザビーリーグの方の対応なんだと思いますが、トラブルでこのような対応していたのか、それとも常時こうなのかは謎です。

この種のスペースは本質的に時間消費型でなければならないと思うのですが、規模があまりにも小さくて滞在時間に限度があり、開店時の人気が終わったらイベントある時しか人が集まらないというよくある企業のイベントスペースにしかならないと思うのですが、どうなんでしょうね。(実際、私が行った時間帯の客層は二人連れが目立っていて、新しい話題の場所が出来たからデートで来たという人が多そうでありました)

店を出る際、2Fからウッドデッキ風階段を下りたのですが既に夕暮れで足下の階段が見えにくかったのですが、こちらデザイン重視で何故か滑り止めのステップ目印がない(デッキ自体が滑り止め加工しているからという理屈だと思いますが、階段が見て取れないので危険)ので、そのうちどなたか階段を踏み外しそう。この点、ラカグ側は認識されていて改修されるといいのですが。